2012/05/17

たあの公園

家から歩いて20分くらいのところに、
いつもほとんど人の居ない小さな公園があります。

珍しく中学生が先にその公園を占拠していた時、
人の苦手なたあちゃんは入口で固まったまま公園に入らず、
帰り際に振り返りながら「ワフッ」っと小声で吠えました。
それが、
「ホントはたあの公園なんだからね」
と言ったようだったので、
通称“たあの公園”と呼ばれます。

その公園は、たあちゃんが今年の元旦に初詣をした
小さなお稲荷さんに守られています。

お稲荷さんには小さなおキツネさんが2匹、
さらに小さなおキツネさんが2匹、
もっと小さなおキツネさんが2匹居ます。
先日、6匹のおキツネさんが、それぞれのサイズに合った
手作りの真新しい赤色前かけをかけていたので、
ご近所の皆さんが大切にされているのだなぁ
と思いました。

そんなお稲荷さんの守る公園で、たあちゃんは、

巨大なカメさんと戯れ、

すでに体力の衰えた親バカ1号を引っ張って
全力疾走で走り回ります。


ところでこの公園、時々お見かけする男性の手で
いつもキレイに清掃されています。
因みにこの方は、人の苦手なたあちゃんが初めて
尻尾を振って近づいた人でもあります。
「珍しいです」って事情を説明したら、その男性は
「この公園にはいつも色んなワンちゃんが来るから、
私にはそのニオイが染みついているんでしょう」と
笑って仰いました。


渋谷区もまだまだ捨てたもんぢゃないなぁ
と、たあちゃんに気付かせてもらった気がする
親バカたちなのです。